サーフボードのワイデストポイントとは、最もワイドが広い部分の位置。
基本的に3つのタイプに分かれます。
センターマックスワイデスト
まずパフォーマンスショートボードをはじめとしてスタンダートと言えるのがボードの長さのセンターに最もワイドを持たせたセンターマックスワイデスト。
ボードの中止からノーズ、またテールへと振り分けアウトラインデザインに合わせ細まっていくデザイン。
センターを中心にバランスの取れたアウトラインとなり、ノーズワイドとテールワイドが近づきニュートラルバランスな安定感の高いコントロールが可能になって来ます。
スタンスを軸としてノーズとテールのニュートラルなコントロール性に優れるので、クセを感じることなく無難に乗れるデザインになります。
波のコンディション的にも合わせやすくなるので、オールラウンド性、またレールの引っ掛かりも少なくできハイパフォーマン性にも最も優れたデザインと言えます。
ノーズワイドに限界があるため前足プッシュでの加速スピード性にも限界があり、スピードコントロールはある程度スキルが必要になって来ます。
ヨシノシェイプでの採用モデル
SUPER BALL・RAIGYO・MDR・PLUMP CURVER・LAZYRIPPER・FLIP PERFORMER・PLTOON・K-FISH・DANGAN・FMJ・CREEPER・D-BULLETなど
フォワードマックスワイデスト
ボードの中心より少しノーズ寄りにマックスワイデストを設定したデザイン。
ノーズに向けて膨らむようなワイド感を持ち、テールエンドにかけて細まるアウトラインになります。
センターよりノーズ寄りのワイド(パドルでの胸の辺り・ライディングでの前足の前辺り)が広く出来るので、格段にパドル性能やテイクオフでプッシュに滑り出させ走らせ安くなって来るのが特徴になります。
またパドルやテイクオフ、また加速での安定感も高まります。
主にフィッシュやオルタナ系などレトロなデザインを引き継ぐボードに採用されることが多いですが、最近ではパフォーマンスショートボードでも応用されモダン化されています。
基本ノーズで加速、テールでコントロールといった乗り方になるので、特に全体的なフラットロッカーデザインのレトロボードではクセを感じてしまい苦手意識を持つなど好みも分かれるところがありましたが、
モダンデザインとのハイブリッドデザインにより、センターワイデストなニュートラルコントロールフィーリングとさほど変わらずにクセを感じることなく楽しめるようになっています。
ノーズ寄りにワイドがあるので比較的厚く緩やかにブレイクするような波でスピードを出しやすく得意としますが、掘れるブレイクであっても初速が得られやすいメリットから厚いポジションからのアプローチが早まるのでオールラウンドに対応するにも可能となります。
特に日本のブレイクしづらい厚いスピードを得づらい波でのサーフィンでは、大変メリットになって来るデザインと言えると思います。
テールエンドにかけては細まるデザインになるので、テールに乗ることで高い回転性やコントロール性も得られるようになります。
ボード前方にも安定と揚力を得られもするデザインなので、特にフラットセクションでの走破性能も抜群です。
テールロッカーやコンケーブなどのモダンシェイプデザインによりテールコントロールを高めるのも可能になるので、フォワードワイデストならではのメリットを最大限に活かしパフォーマンス性も高められるといったデザインも現在では可能になっています。
ヨシノシェイプでの採用モデル
FAT DRIFTER・ACCELE CURVER・SNAKE HEAD・ROTOR・HARD BALL・FISH各モデル・TWELVE・1TRACKER・KZSなど
バックポイントマックスワイデスト
ボード中心より少しテール寄りにマックスワイデストを設定したデザイン。
ノーズに向けてシャープさが強めり、テールワイドが膨らむようにアウトラインのカーブも強まる特徴のデザインです。
ノーズが細くテールワイドが広まるので、ノーズは振りやすくテールのコントロール性が安定して高められます。
ボードの反応性も高まるので、カービングターンなども更に軽く感じられるようになります。
ただしノーズエリアのワイドが細まるため、厚く緩いスロープなブレイクの波ではノーズプッシュな加速も限界があり、アウトラインによってはパドルは不安定にテイクオフを速めるにもデメリットを感じるようになります。
またテールワイドが広くなるので波のパワーを得られやすくなるといったメリットが考えられるのですが、ノーズが細くなるデザインとなるのでタイミングを外すとパーリングしやすくもなって来ます。
比較的綺麗に解りやすくブレイクする、しっかり押しを感じる波やより掘れる波で、チューブでのカールに近いコントロールをしやすくするにも向いたデザインと言えます。
日本の普段の波質での一般サーファーが楽しむデザインとしては、あまり一般的には考慮に上がらないと言ってよいデザインになるのではないでしょうか。
求めるスタイルを考慮にチョイス
とにかくパドルやテイクオフを最優先に楽に楽しみたいといったところではフォワードワイデストデザインなモデルがおすすめになるかと言えます。
その上でのパフォーマンスポテンシャルは、アウトラインチョイスとロッカーデザインなどのチューニングでカバーできます。
トータルバランスなフィーリングでサーフィンを楽しみたい!または高いパフォーマンスポテンシャルも絶対外せない!といったアグレッシブスタイルならば、やっぱりニュートラルに自由度高いコントロールで乗れるセンターワイデストなモデルがおすすめになるでしょう。
どんなサーフィンを自分は求めるのか。何を優先にしたいのか。
ワイデストバランスについて知っていただくのも、モデルチョイスのご検討やご相談への参考になるかと書いてみました。
基本的に3つのタイプに分かれます。
センターマックスワイデスト
まずパフォーマンスショートボードをはじめとしてスタンダートと言えるのがボードの長さのセンターに最もワイドを持たせたセンターマックスワイデスト。
ボードの中止からノーズ、またテールへと振り分けアウトラインデザインに合わせ細まっていくデザイン。
センターを中心にバランスの取れたアウトラインとなり、ノーズワイドとテールワイドが近づきニュートラルバランスな安定感の高いコントロールが可能になって来ます。
スタンスを軸としてノーズとテールのニュートラルなコントロール性に優れるので、クセを感じることなく無難に乗れるデザインになります。
波のコンディション的にも合わせやすくなるので、オールラウンド性、またレールの引っ掛かりも少なくできハイパフォーマン性にも最も優れたデザインと言えます。
ノーズワイドに限界があるため前足プッシュでの加速スピード性にも限界があり、スピードコントロールはある程度スキルが必要になって来ます。
ヨシノシェイプでの採用モデル
SUPER BALL・RAIGYO・MDR・PLUMP CURVER・LAZYRIPPER・FLIP PERFORMER・PLTOON・K-FISH・DANGAN・FMJ・CREEPER・D-BULLETなど
フォワードマックスワイデスト
ボードの中心より少しノーズ寄りにマックスワイデストを設定したデザイン。
ノーズに向けて膨らむようなワイド感を持ち、テールエンドにかけて細まるアウトラインになります。
センターよりノーズ寄りのワイド(パドルでの胸の辺り・ライディングでの前足の前辺り)が広く出来るので、格段にパドル性能やテイクオフでプッシュに滑り出させ走らせ安くなって来るのが特徴になります。
またパドルやテイクオフ、また加速での安定感も高まります。
主にフィッシュやオルタナ系などレトロなデザインを引き継ぐボードに採用されることが多いですが、最近ではパフォーマンスショートボードでも応用されモダン化されています。
基本ノーズで加速、テールでコントロールといった乗り方になるので、特に全体的なフラットロッカーデザインのレトロボードではクセを感じてしまい苦手意識を持つなど好みも分かれるところがありましたが、
モダンデザインとのハイブリッドデザインにより、センターワイデストなニュートラルコントロールフィーリングとさほど変わらずにクセを感じることなく楽しめるようになっています。
ノーズ寄りにワイドがあるので比較的厚く緩やかにブレイクするような波でスピードを出しやすく得意としますが、掘れるブレイクであっても初速が得られやすいメリットから厚いポジションからのアプローチが早まるのでオールラウンドに対応するにも可能となります。
特に日本のブレイクしづらい厚いスピードを得づらい波でのサーフィンでは、大変メリットになって来るデザインと言えると思います。
テールエンドにかけては細まるデザインになるので、テールに乗ることで高い回転性やコントロール性も得られるようになります。
ボード前方にも安定と揚力を得られもするデザインなので、特にフラットセクションでの走破性能も抜群です。
テールロッカーやコンケーブなどのモダンシェイプデザインによりテールコントロールを高めるのも可能になるので、フォワードワイデストならではのメリットを最大限に活かしパフォーマンス性も高められるといったデザインも現在では可能になっています。
ヨシノシェイプでの採用モデル
FAT DRIFTER・ACCELE CURVER・SNAKE HEAD・ROTOR・HARD BALL・FISH各モデル・TWELVE・1TRACKER・KZSなど
バックポイントマックスワイデスト
ボード中心より少しテール寄りにマックスワイデストを設定したデザイン。
ノーズに向けてシャープさが強めり、テールワイドが膨らむようにアウトラインのカーブも強まる特徴のデザインです。
ノーズが細くテールワイドが広まるので、ノーズは振りやすくテールのコントロール性が安定して高められます。
ボードの反応性も高まるので、カービングターンなども更に軽く感じられるようになります。
ただしノーズエリアのワイドが細まるため、厚く緩いスロープなブレイクの波ではノーズプッシュな加速も限界があり、アウトラインによってはパドルは不安定にテイクオフを速めるにもデメリットを感じるようになります。
またテールワイドが広くなるので波のパワーを得られやすくなるといったメリットが考えられるのですが、ノーズが細くなるデザインとなるのでタイミングを外すとパーリングしやすくもなって来ます。
比較的綺麗に解りやすくブレイクする、しっかり押しを感じる波やより掘れる波で、チューブでのカールに近いコントロールをしやすくするにも向いたデザインと言えます。
日本の普段の波質での一般サーファーが楽しむデザインとしては、あまり一般的には考慮に上がらないと言ってよいデザインになるのではないでしょうか。
求めるスタイルを考慮にチョイス
とにかくパドルやテイクオフを最優先に楽に楽しみたいといったところではフォワードワイデストデザインなモデルがおすすめになるかと言えます。
その上でのパフォーマンスポテンシャルは、アウトラインチョイスとロッカーデザインなどのチューニングでカバーできます。
トータルバランスなフィーリングでサーフィンを楽しみたい!または高いパフォーマンスポテンシャルも絶対外せない!といったアグレッシブスタイルならば、やっぱりニュートラルに自由度高いコントロールで乗れるセンターワイデストなモデルがおすすめになるでしょう。
どんなサーフィンを自分は求めるのか。何を優先にしたいのか。
ワイデストバランスについて知っていただくのも、モデルチョイスのご検討やご相談への参考になるかと書いてみました。