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ハイブリッドフィッシュ・・・

このモデルは
フィッシュでも回転性アップを重視したモダンパフォーマンスも視野にデザインしたハイブリッドツインフィッシュモデル。

ドライブ性を最重視にデザインしたトラディショナルシリーズよりもテールラインにカーブを持ち、ツインでのターンに更に回転性アップなフィーリングで楽しませてくれます。

なのでパフォーマンス性も勿論向上に楽しめるモデルとなっています。

まずはツインで乗って感じて楽しんでいただきたいモデルでもあるのですが、クアッドで楽しみたいといった声をいただく中で、ツインクアッドで楽しむための開発をここ数年かけて続けて来ておりました。

クアッドで楽しむための完璧なフィンセッティングも完璧にと追求し、数本シェイプしてもらったテストボード、ロッカーとのバランス、そしてプラグの埋め変えを重ねセオリーもイメージに
6か所ほどに渡るフィンプラグの位置での違いを実際に試し感じ

ついにクアッドフィッシュとして自信を持っておすすめできるプラグプレイスメントの答えを発見することが出来ました。

まずクアッドを楽しむには、すでに普段から使用しているノーマルなフィンを使用しセッティングでのクアッド。

そしてFCSⅡではスプリットキールクアッドといった、特殊とも言えるキールフィン系なクアッドフィンセッティングが想定できます。

この2通りのフィンはサイズやコンセプトデザインなどの違う性質の異なるフィンなので、同じプラグ位置でのセットで全く同じ満足を得られるように機能させるのは、まず難しいといったところは前提に開発を進めました。

基本は今持っている普段使用するフィンでのクアッドセットアップで楽しめるノーマルフィンでのクアッドでのフィーリングを大切に考え、パフォーマンスサーフィンも攻めやすいプレイスメントを探しました。

その上でキールクアッドフィンとなる特殊と言えるデザインのフィンでもテストを重ね、両者のメリットやデメリット、またフィンによる特性、目的やスタイルによる違いなどを感じながら、何処にプラグを埋めるべきが完璧なのか、期間とコストも必要となった作業になりました。

プラグ埋めは手間がかかることもあり、全て外注で頼むことににもなり、更に時間とコストの負担も要することになりました。

スラスター(トライ)はフィンプラグプレイスメントのセオリーも比較的確率されていますが、ツインやクアッドはフィンのデザインやサイズだけでなく位置によっても幅広く変化があるので、やはり妥協せずに自信を持っておすすめできるバッチリにサーフィンが楽しめるボードとして提供するにも外せないところとしてテストを続けておりました。

途中中々グッドフィーリングを見つけるにも、もうクアッドでの販売は封印してしまおうかなと弱気に思ったことがあるくらい難しさも感じましたが、最終的に全ての悩みを解消できる自信を持てるフィッシュクアッドでのプラグプレイスメントを見つけられたので、個人的にも益々テストをして来たハイブリッドフィッシュに魅力を感じ、乗って楽しむワクワク感もアップしています。

パドルやテイクオフ性能としては、グググッといった前進を常に感じられるトルク感に重点を置きました。

それによりパドルの速さ、テイクオフでの滑り出しの早さといったところが楽になるだけでなく、アプローチへの初速やトルクの加速感も感じやすいように仕上げることが出来ました。

また回転性やパフォーマンス性はノーマルなフィンでのクアッドセッティングではパフォーマンスショートライクな緩すぎないホールド感良いコントロール感と軽快さを重視。

そしてキールクアッド系ではキールクアッドならではのドライブ&トルクによるメリットを満喫できる、ターンの伸びを楽しむツインクアッドフィーリングを楽しめるフィーリングを重要にテストをしました。

そんなテストを重ねた中での最終段階で、あと1か所今までのフィーリングから試してみたいプレイスメントが見つかり、全てを外注に頼むのはコスト的にも悩みどころなところもあり、出来る限り自分でやっちまえといった感じに下地作りを自分で行うことにしました。

まずは4本全てのプラグをエイヤッと何とか引っこ抜き・・・

修理の依頼ではないので見た目は気にしません。

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この状態になった時、妙な不安と切なさのようなものを感じました(笑)

ただ出来る限り軽量に仕上げるために、出来るだけ広範囲にフォームを入れたく穴を整える作業。

そして出来るだけ重量アップにならないようにと隙間を出来るだけ少なく削って作ったフォームを埋め込み、少しでも
軽量にとフォームの粉をかなり大量に混ぜたキューセルレジンでフォームを固定。

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キューセルを混ぜた柔らいレジンを完全硬化させたら、プラグを入れるための下地作りに平らにサンディングして・・・

フィンプラグ修理が高価になるのも、この手間と時間もかかることを実際やってみると理解も出来るなといった経験にもなりましたw


あとはプロにお任せして最終テストしたい位置にプラグを入れてもらいました。

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見た目気にせず豪快にプラグを引っこ抜いた作業になりましたが、

意外に見た目も綺麗に仕上がり、自分なりには中々上手くいった仕上がりだと満足^^

フィン周りの重さも気になるほど重くなく仕上げることが出来ました。


そして今までのテスト内容、そして今回最終のプラグ位置での結果、ツインクアッドとしてのベストなプレイスメントの答えを導くことが出来ました。

今回のテストではフィンの位置においての個人的な勉強にもなりましたね。

フィンの位置だけでなく、サイドフィンとバックフィンとの感覚の目安となるクラスターによる違いなどのフィーリングの変化や大切さも知ることが出来ました。

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ちなみに色々テストしてきた中で、FCSⅡからリリースされているSPLIT KEEL QUAD FINはデザインやサイズ、またプレイスメントを合わせるにも特殊になるフィンだと感じます。

このスプリットキールクアッドフィンに合ったベストと言えるプラグ位置のデータもテストの上に発見することが出来ましたが、このフィンに合わせてのプラグ位置でノーマルなフィンも使用するにはちょっと妥協を要する難しいところがあるかといったことも気づくことが出来ました。

ツイン寄りなプレイスメントでの大きなフィンのクアッドセッティングでは、このスプリットキールフィンのドライブ性の良さとコントロール性に合わせていくと、ノーマルフィンでの一般的なクアッドフィンセッティングではドライブターンなどターンが緩くなって来るんですよね。

逆にノーマルな小さなフィンでのクアッドセットアップや、トライフィンのセンターフィンをふたつに分けたコンセプトのネオクアッドよりなプラグ位置設定では、とにかくドライブの強さやトルクのアップ感を強く感じすぎてコントロールが重く、もしくはターンが硬く感じてしまうようになってしまうなと。

ただこのフィンを使うといった上でベストとなるプレイスメントでセット出来ると、このフィンならではの強いドライブ感やトルク感がパドルやテイクオフが面白くて仕方なくなるほど高速になり、トルクアップに滑り出しも初速もアップに、乗ってからも気持ちよいドライブ感を満喫出来るようになります。

そしてその高いトルク&ドライブ感を楽しむ中で、軽快にコントロールも出来るようになります。

このスプリットキールでの最高なポジションを見つけたと感じられた1ラウンドでは、物凄く気分がストークしてしまうほどでした。

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中毒性を感じてしまうトルク感とドライブ感です。

特殊なフィンはメーカー都合で急にリリースされなくなることもあり、破損や噴出すると手に入らなくなるといったデメリットも考えられます。

ちなみにマチャドクアッドキールもテストしましたが、スプリットキールでのプレイスメントよりもノーマルフィンクアッドでのプレイスメントの方が相性良く感じました。

でもこのマチャドキールクアッド、FCSからもFUTUREからもリリース終了となり手に入れることが出来なくなるようですね。

こういった点ノーマルなフィンはいつでも手に入るので、どちらをチョイスされるかはユーザー様のお考え次第で変わるかなと思います。

個人的にはあえてスプリットキールでのまるでジェットエンジン搭載したかのようなトルク&ドライブ感アップな楽しさを感じられるのが一番おすすめかなと。

いずれにしても実際のテストで得られた自信と確信を持って、どちらでのチョイスでも対応させていただきます。

ところでこのハイブリッドフィッシュ・・・

ツインで乗るべきかクアッドで乗るべきか?

正直フィンの違いで別の生き物になります。

普段オルタナスタイルを楽しまれるスタイルなら、まずはツインで、そしてクアッドでとおすすしたいですね。

パフォーマンスショートからの乗り換えなら、いきなりクアッドフィッシュで乗っても面白いかとおすすめです。

あとは求めるスタイルでもあるでしょうか。

ちなみにこのハイブリッドフィッシュ、6オンス巻き、レジンカラーといったスタイルでも勿論おすすめですが、オール4oz巻きで乗るとパフォーマンスボードライクなフィーリングでフィッシュを楽しめます。

そんな攻撃的なフィーリングに適応してくれるところも、ハイブリッドフィッシュの面白さでもあると思います。