neweps
PUフリークだったシェイパーの吉野、そしてヨシノシェイプディストリビューターの私。

従来のEPSのPUと違った様々なデメリットを嫌って、ヨシノシェイプではあえてPUにこだわってもいいよねと話していた矢先・・・

PUのARCTIC FORMの卸元の担当の方が、JAVA FOAMを試してみてとファクトリーに持って来た。

半信半疑で吉野自身が早速自分用にシェイプ。

まずPUよりはシェイプの手間がかかるが、PU感覚にシェイプしやすかったとのこと。

そして吉野自身そのJAVA FOAMでシェイプしたボードでテストライド。

そんなある日、工場に行った時、「窪寺、JAVA EPS、調子いいぞ!乗ってみ!」

と、体型も同じ程度の上に、吉野のボードを借りて乗ってみました。

EPSのデメリットして聞いた話や、ネットで色々調べてみたところでも

・波にパワーが出てくると乗りにくい
・軽い分だけ安定感に欠ける
・軽さや硬さが仇となって、リッピングの時に弾き飛ばされたりする
・ボトムターンの時に粘ってくれずタメを作りづらい
・しなりづらく(フレックスが少なく)硬い乗り味で弾かれフワフワしたフィーリングで乗りづらい
・クラッシュすると水が抜けづらい
・オフショアの強い風に煽られ降りづらい
・パワーのあるショルダーでレールが入れづらい
などなど

PUとはかけ離れたフィーリングに従来のEPSを毛嫌いしていた私と吉野でしたが、このJAVA FOAMの高密度ブランクスには驚きを感じ、そのフィーリングを気に入った。

こういった従来のEPSでのデメリットを全て解消し、PU感覚に違和感を感じることなく乗れて、PUよりも更にバネのような心地良いフレックスな反発が様々な加速でのメリットを得られたからである。

このフィーリングを感じた私から言えば、EPSと表現するよりは、PUが進化した新素材と言えるほどに、PUフリークな方でも積極的にメリットをおすすめ出来るブランクスと感じたのです。

従来のフレックス(しなり)が少ないところは、完璧に解消。
特にJAVA FOAMはこのフレックスに優れたところが自慢で特徴なブランクス。

軽いけど、しっかり安定感も得られ、不安定感は感じる事がない。

ボトムターンでもしっかりレールコントロールもしやすく、フレックスや反発による加速性もよくタメも作りやすい。

リッピングでのボトムからのアプローチもタメからリリースすると瞬時にボードがトップに駆け上がるスピードが明らかにPUよりも速く、リップでの返しも素早く軽い。

バネのようなフレックスレスポンスが、しっかりとレールトゥレールをさせてくれ、マニューバーやカービングもしっかり楽しませてくれる。

この時のボードの返りの素早さも、ブレイクがパワーレスになるほどPUよりもメリットを感じる。

サイズあるパワーあるブレイクでも、レールシェイプ調整もあり、問題なく攻められる。

強いオフショアでも軽さから多少煽られる感じはありながらも、全く問題なくテイクオフからアプローチでき、ボードの加速を妨げることなく降りてくれる。

従来のEPSはビーズの密度が少なくビーズの間に隙間があり、毛細血管状態でクラッシュすると水の侵入が深まり抜けづらかったが、ビーズの隙間のない高密度なブランクスなので、水抜け良く速乾性も速く修理も容易。

興味をいただきながら事務所にお越しいただいたお客様が必ずネットなどで調べたEPSのデメリットを話し、「どうなんですか?」と昨年のリリース以来聞かれますが、もうネットのEPSのデメリットに関して検索した記事は古いですよ!

間違いなくEPSブランクスはPUの存在を脅かすほどメリットに進化をしています。

昨年リリースしてから今年にかけて、EPSでのオーダーが増え好評も得られてます。

そうですよね。

割れそうで割れづらい、そんなコンディションが多い日本の最近の波質には私も吉野も高いメリットを感じていますからね。

こういったコンディションでのヨシノシェイプがおすすめするEPSサーフボードは、滑り出しの粘りよく、一度滑り出すと止まらないほど推進加速を得られるメリットに、PUよりも更に沢山乗れちゃうメリットも感じおすすめ出来ています。

ボトムカーボンは、JAVA、MARKO共、相乗効果のバネのような推進加速を得られやすいメリットに繋がるとして、絶対必須におすすめしております。

ノーズ先端まで入れるのは、サイズあるブレイクやパワーのあるコンディションでも思いっきり踏めて反発をしっかり得られるのでおすすめとなります。

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パワーレスなブレイクやスモールコンディションでは、ノーズフレックスも利用しやすいようにノーズ先端はカットした入れ方がおすすめです。

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JAVA FOAMは軽さ、フレックス共優れているのが特徴なので、比較的スモールウェーブ使用でのモデルでおすすめ。

MARKO FOAMはJAVAよりもハリのあるバネのようなハリのあるフレックスが特徴としているので、反発強いフィーリングをメリットに活かせる好みを持つ方や、サイズあるコンディションでも対応できる比較的オールラウンド性の高いモデルでおすすめなブランクスと感じています。

素材やシェイプなどにより、こうしたカーボンパッチによる調整も可能性が幅広い面白さでもあると感じています。

材料費、シェイプの手間、仕上げの手間などPUよりも高くなってしまいますが、その分確実にメリットとして還元感を感じていただけるかと思います。

PUと違和感なく乗れるというのは、この高密度EPSでサーフィンして、その後PUでサーフィンしても、全く違和感なく楽しめているということもありますね。

コンディションによっては、むしろEPSのメリットに感謝するところもあります。

年配の方で中々体を動かせないといった方でも、この高密度EPS素材のメリットが間違いなく手助けとなり、可能性を広げてくれるとおすすめ出来ますね。

EPSねぇ~と先入観を持たれているユーザー様、進化なメリットによる楽しさや発見に乗り遅れないように!^^

今日も割れてやっとモモくらいのショボヨレブレイク。

今日はPUのDANGANで、まあ乗れて楽しめはしましたが、高密度EPSを知る私としては「EPSだったらあの波も乗れたな」とか「あの反発なスピードを得られるEPSだったら、あのセクションも走れ抜けられ攻めやすかったな」とか感じる事は多々ありましたね。

この新素材な高密度EPSを知ってしまうと、PUも古いと言われる時代が来るのかな?なんて思ってしまいます。

強度も明らかにPUよりも強いのもメリットですよね~