昨日はユーザーさんと一緒にサーフ。

とあるグローバルな有名ブランドのボードをユーザーさんが借りて持って来たので、興味深々に乗ってみた。

仕事柄、こういったチャンスは逃さないようにしています。

このブログは私のぶっちゃけプライベートなフィーリングブログであり、日本には表現の自由というものもあるので、これから書く内容についての誹謗中傷などはお断りします(笑)

まあ、否定は決してしませんが・・・

そのボードを事務所で色々チェックしたのですが、テールエリアはソフトなダブルウィングなスワロー系テール。

何より凄いと感じたのは、テールエンドのVEEデザイン。

サイドフィン辺りから入り始めた強めなVEEは、テールエンドでは並行定規がガタガタと大きく傾く程に強靭に入ったVEEデザイン。

昨日は南風の影響受けて、サイズもハラくらいで割れづらいダラダラなブレイク。

まずテイクオフはポジショニング間違えなければ、さすがテイクオフ早いかなといった感じ。

で、テイクオフすると板はスムースに前に走っていく感じはありながらも、いちいちテールがウネウネと動いてしまって、ドライブさせて走らせるのが難しい感じ。

厚いショルダー張りづらいフェイスをグンッと走らせたいと思っても、どうもテールがウネウネ動いてしまう感じでスムースにドライブに集中出来ないフィーリング。

良く言えばよく動きテールの反応が良いとも言えますが、それはドライブスキルを持ったサーファーが言えるところではないのかなといったフィーリング。

ターンが未完成なスキルの低いサーファーにとっては、動いかせている勘違いを感じてしまう恐れがあるんじゃない?と思えた。

ワールドクラスのプロがデザインしているサーフボード。

果たして日本の何かとスキルの低いサーファーにとって、その高いパフォーマンス性を重視にしたデザインが適合するのであろうか?

明らかに難しいものになってしまうでしょう。

悪く言えばごまかしたサーフィンになってしまうのでは?

乗ったフィーリングから、大きなフィンで固めたら、丁度よさも感じて来るのかもしれない。

またそのデザインに慣らせていき、ボードに合わせていくといった時間とスキルアップが必要になるんだろうね。

でもそう簡単にサーフィンって、上手くはなれない。

そのボードのメーカーモデルページをチェックしてみたら、中・上級者向けと書いてある。

でも実際に乗っているのは初級程度のサーファーが多いのも事実。

乗ってみて、勿論良いフィーリングも色々あってさすがと感じるところもあったけど、ボードのポテンシャルに合わせていかなければならない所はどうなのかなぁ~と思いましたね。

ボードに合わせていくのか、自分に合わせていくのか?

ボードのチョイスも人それぞれ。

やっぱブランド志向の人も多いですからね。

モデルチョイスを間違えず、的確なサイズなど、自分に合ったボードやフィンセッティングをチョイス出来れば、

調子いいボードに出会えるチャンスはあるとは思います。

だからどちらが良い選択かとは言えないでしょう。

でもやっぱりせっかく行った海でのサーフィン。

確実に今を楽しめ、そしてスキルアップを見込めた方が良いと僕は思いますね。

使用するサーファーのスキルによっては、ハイポテンシャルなデザインがステップアップへの遠回りになってしまっていると、今までの様々なユーザー様とのかかわり合いの中でも感じているところですから。

実際サーフショップでグローバル有名ブランドを販売していた時、何かと疑問もあり今こういったブランド展開にサーフボードを提供している立場からも思えます。

でもさすがにグッドポテンシャルなデザインはヒントになりましたけどね。

こういったヒントをこれからもヨシノシェイプを求めるお客様に反映していけるようなモデル作りをシェイパーのヨシノと頑張って行きたいと思います^^


さて、今日はハラくらいのやっぱりダラダラな厚いブレイク。

久々にDANGAN気分に、やはり久々にクアッドセッティングでサーフ。

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クアッドセッティングは、やはりセンターフィンがないのでツイン的要素が強まる感じに、厚速いブレイクでヒョイッと横方向に攻めるには面白いですね。

一番アウトで待って、セットの厚い所から乗れる推進スピード性は吉野さんにほんと感謝を感じます。

DANGANのダブルバンプワイドスカッシュテールバージョンのこの板は、力ないパワーをテールから受けると同時にラウンドノーズの牽引力を感じるかのように素早く滑り出してくれますね。

フラットフェイスなブレイクもやはり牽引力とテールレスポンス豊かにスピードアップイージーに、アクションを攻めさせてくれます。

率直に楽しめた1ラウンドでした。
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